マイホームの間取りの考え方とは?間取りで後悔しないようにしよう

マイホームを注文住宅で建築するにあたり、間取りで失敗したくないとお考えの方が多いのではないでしょうか。一方で建てた後に間取りで後悔している、という話も多く聞きます。せっかく建てたマイホームで簡単に変更できない間取りについて失敗したくないですよね。家づくりにおいて間取りを考えることは大きなポイントになります。間取りの考え方や後悔しないために押さえておくこと、などをこの記事で紹介していますので、最低限の知識を身に付けて、理想の間取りを考えてみてください。この記事にて、間取りの成功事例・失敗事例を知ることで、自分に合った間取りを考えることができるはずです。

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間取りで最も大切な5つのこと

家づくりの間取りを考えていく際にもっとも大切な5つのことを紹介します。それぞれが間取りを考える上で重要なポイントです。自分たちのライフスタイルに合った間取りについて考えていきましょう。

家族の希望・優先順位

まずは家族のそれぞれの希望を確認しましょう。家族間で暮らしのイメージを共有してくことが、みんなが快適に暮らせるポイントになります。意見が一致しないこともあると思いますが、重視すべき点についてよく話し合いましょう。また家族全員の希望を実現できれば良いですが、様々な制約の中で間取りを考えていくために全てを実現することが難しい場合があります。そのため何を重視すべきか優先順位をつけておきましょう。

生活動線

生活動線とは家の中で生活するときの人の動きです。家族にあった間取りを考えるときに生活動線について考えることはとても重要です。正しい生活動線を設計することで、暮らしやすい間取りを作ることができます。まずは朝起きてから夜寝るまでの一日の流れや動きについて考え、どのような生活をしたいか家族で話し合ってみましょう。5年後や10年後の家族構成も想定してみることで長期的に暮らしやすい間取りを考えることが可能です。

土地の形状

土地の形状に合わせて間取りを考えていくことで、暮らしやすい間取りを作ることができます。同じ条件の土地は2つとありませんので、その土地の特徴を活かしながら間取りを考えることが大切です。道路と接している向きや、周辺土地の高低差など把握したうえで、家族の要望と組み合わせて考えてみてください。

方角

土地の方角を把握した上で間取りを考えましょう。東西南北の部屋によって特徴があり、方角である程度の陽当たりの良し悪しが決まります。当然陽が良く当たる南側にはリビングや子ども部屋、陽当たりがあまりよくない北側にはバスルームやトイレなど配置する間取りが多くなります。

住居のゾーニング

建物内での家族の動きを考え、スペースを用途別に分類して配置することをゾーニングといいます。まずは敷地に対して建物の配置や外構など配置計画を行います。その後に住居のゾーニングを行うことが重要です。どこにどんな部屋があったら便利なのか考えながらゾーンを配置していきましょう。その時にあまり細かな点は気にせずに、部屋と部屋のつながりを中心に考えることが大切です。家族が集うリビングやダイニングはパブリックゾーン、寝室や子ども部屋はプライベートゾーン、キッチンやサニタリーはサービスゾーンと分けて考えることができます。家族の生活パターンを考えながら、ゾーンを配置してみましょう。

間取りを考える上で考慮するべき7つのポイント

間取りを考えるうえで家族みんなが快適に暮らせることがとても重要です。家族のライフスタイルに合った間取りで、かつ光や風を取り入れた間取りはとても豊かな暮らしにつながります。そのために大切な7つのポイントについて説明します。

採光

採光は気持ちの良い間取りを考える上でとても重要なポイントです。家を建てようと考えている土地が、どのような陽当たりの土地なのかよく把握しておきましょう。その中で、東西南北の陽当たりに応じた部屋を配置していきます。人が長時間過ごすリビングなどは南側の気持ちの良い採光が確保できる場所が良いでしょう。またトイレや浴室は採光を確保しにくい北側に配置することが多いです。隣地の状況などにより、その土地にて採光が得られる条件は様々ですので、土地の周辺状況もしっかりと把握した上で採光の計画を立てましょう。

風通し

窓を開けた時に風が通る家は気持ちが良いものです。機械で室内換気を行うことが一般的になっていますが、気持ちのよい自然の風が通る間取りを考えておきましょう。家の中に風を通すためには窓の位置が重要になります。まず部屋に2ヶ所以上の窓を付けて、風の通り道を作りましょう。1直線上で対面する位置に窓を配置すると、風が良く通り抜けますので、ぜひ意識して窓の位置を考えてください。また窓を設置する高さについても少し考えてみましょう。暖かい空気は高い位置にたまりますので、高い位置に窓を設置することで熱気を逃がすことができます。その逆に冷たい空気は低い所にたまりますので、低い位置に窓を設置することで冷気を取り込むことができます。環境に合わせて、窓を設置する高さについても検討しておきましょう。

家具・家電の配置

家具と家電の配置は事前によく考えておきましょう。大型の家具や家電で事前に商品が決まっていれば、そのサイズを基にピッタリと収まる間取りにすることも可能です。また家具家電の置き場や種類によって使いやすいコンセントの位置や高さも変わってきますので、事前にどのような家具や家電を置くつもりか設計士に相談しておきましょう。家具の配置が決まればその都度、寸法を合わせて間取り図に書き込んでもらうようにしましょう。

水回り

水回りと呼ばれる台所・風呂・トイレなどの配置によって生活環境が大きく変化します。どのような暮らしがしたいかによって、水回り配置も変わりますので、とても重要です。キッチンとの位置関係で家事のしやすさも変わってきます。

玄関と階段の位置

玄関と階段の位置も間取りを考える上でとても重要です。接している道路の状況で玄関の配置を検討しましょう。玄関の横にはクロークを設け、ベビーカーやゴルフバッグなど趣味のものを置けるような設計が人気です。家族のコミュニケーションを重視する家族では、リビングに階段を設置する間取りを採用する事例も多いです。家族はリビングを通って1階と2階を行き来しますので、家族のコミュニケーションが多くなるといわれています。

外構計画

外構計画についても早めに考えておく必要があります。大きな面積を必要とする駐車場の計画は慎重に行いましょう。間取りに合わせて、外に給湯器をおく場合はその位置もしっかり決めておきましょう。庭で花を育てたり、車を洗車したりする際には屋外の水栓があるととても便利です。屋外水栓はいくつ必要か、何に使うか、など検討が必要です。現在だけではなく中長期的な目線をもって、長く快適に暮らせる間取りを考えていきましょう。

今後の家族構成

今後の家族構成についてもよく考えておきましょう。5年後、10年後子どもが増えているかもしれないし、子どもが巣立っているかもしれません。そうなった場合の部屋の使い方など想定しておきましょう。将来的には両親の介護が必要になるかもしれません。ある程度柔軟に使い方を変化させられる間取りを意識してみましょう。家族みんなの動線を確認しておきましょう。間取り図に直接書き込んでみると、住みやすさなどイメージしやすくおすすめです。

間取りの失敗例5選

ここでは、間取りの失敗例を5つご紹介していきたいと思います。

  • 採光に失敗してしまった間取り
  • 風通しに失敗してしまった間取り
  • 家族構成に失敗してしまった間取り
  • 水回りで失敗してしまった間取り
  • 玄関と階段の配置で失敗してしまった間取り

それぞれについて見ていきましょう。

採光に失敗してしまった間取り

北側に居室を配置したため、部屋が暗く、昼でも照明が必要な環境になってしまったという失敗例があります。また南側のリビングに大きな窓を取り入れたため、光が入りすぎて床や家具の日焼けが気になるという失敗例もあります。玄関やリビングが暗いと、電気代がかかるだけでなく、家族の気分にも影響しますので、程よい採光を確保した間取りを考えましょう。陽あたりが良ければいいという事でもありませんので、適切な日射量を建築士と打ち合わせをしながら、進めていきましょう。

風通しに失敗してしまった間取り

風が通りにくいと湿気や臭いがこもりやすくなります。吹き抜けを作ると上部に熱気がこもりやすいですが、換気ができるように開け閉めできる窓を付けていなかったという失敗例があります。吹き抜けを作るときは風の動きにも注意して間取りを考えましょう。

家族構成の面で失敗してしまった間取り

子どもが成長し、プライバシーに配慮した子ども部屋にしたいが、部屋の使い方を変えられない、という失敗例があります。子どもは成長に合わせて、部屋の使い方も変わってきますので、中長期的な目線を持ち、間仕切りで独立した空間を確保できるように工夫しておきましょう。

水回りで失敗してしまった間取り

水周りをコンパクトにまとめないと、家事動線が悪くなり、家事の効率も下がってしまいます。また寝室とトイレがとなりにあると、寝ている最中に家族の排泄音で目が覚めてしまう可能性が高いです。そのため水回りとトイレは少し離れた場所に配置し、水回りは1ヶ所にまとめる間取りをおすすめします。

玄関と階段の配置で失敗してしまった間取り

玄関を入るとすぐ近くに階段がある間取りはライフスタイルによっては使いにくい間取りとなります。来客が多い家庭だと玄関でお客さんと話をする機会も多くあります。来客と顔を合わせたくないような状況では、来客時には2階から降りてこられなくて大変です。また子どもが帰宅してすぐ2階に上がってしまうと、顔を合わせる機会も減ることになります。

家具・家電の配置で失敗してしまった間取り

家具家電の配置での失敗は大きさによるものが多くあります。

  • 希望の冷蔵庫が大きすぎて入らなかった
  • ダイニングテーブルを置くと、通路が狭くなりすぎた
  • 家具を置くとコンセントが隠れてしまって、使いにくい

またコンセントの位置を適当にすると、家電製品の使い勝手が非常に悪くなります。「せっかくの新築住宅にも関わらず、延長コードやたこ足配線がたくさん出ているとかなり見栄えが悪い」「また思ったように家具を配置できない」「家電が大きすぎて搬入できない」という失敗例もあります。家具・家電・コンセント・スイッチの位置関係はよく検討しましょう。

おすすめの間取り3選

最後に、おすすめの間取りについてご紹介します。具体的には、以下の3つです。

  • 水回りを集めた間取り
  • リビング階段のある間取り
  • 可動性の高い間取り

水回りを集めた間取り

最初におすすめしたいのが水回りを集めた間取りです。先程も説明しましたが、キッチンやバスルームやトイレなど水回りがバラバラになると、家事効率が下がってしまいます。ですので、水回りは集めて作りましょう。料理をするためにキッチンで過ごす時間が長いと思いますので、水回りがまとまっていることで、家事のしやすい間取りになります。

リビング階段のある間取り

2つ目におすすめするのはリビング階段のある間取りです。子ども部屋のある2階にあがるための階段はリビングに作ると、子どもの行動が分かりやすいです。平屋であればリビングの奥側に子ども部屋を設けるのがおすすめです。リビングを通って子ども部屋に行くことで、コミュニケーションの機会も増やすことができます。

可動性の高い間取り

最後は可動性の高い間取りです。住宅は何十年も住むものですから、そこに住む家族のライフスタイルも変わっていきます。子どもが成長すれば自分の個室を持ちたがるでしょうし、大人になれば家を出ていくでしょう。そうしたときに、例えば子供部屋の間仕切りを可動式のタンスにしておくなどすることで、タンスで部屋を区切って個室にしたり、大人になって家を出ていったあとはタンス部分を開放して1つの部屋にしたりといったことが可能になります。建築時点だけでなく、将来も見越した間取りにすると成功しやすいといえるでしょう。

まとめ

マイホームの間取りを考える際に、基本的なことから失敗しないために大切な点までまとめました。家族みんなが快適に生活できるよう、しっかりと話合った上で間取りの計画を進めてください。家族ごとにライフスタイルが違い、理想の家づくりはそれぞれ違います。理想の家をつくるには設計者と協力することも重要です。プロと協力し合い、夢のマイホームを実現して下さい。ハウスメーカーはここには書ききれないノウハウをたくさん持っています。間取りの事例や家づくりについて気になる点はぜひ各ハウスメーカーへ資料請求してみて下さい。みなさまが理想通りの住宅を建築できるよう応援しています。

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