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注文住宅で収納スペースを考える際のコツ
注文住宅で収納スペースを有効に活用するためには、「収納スペースの広さ」と「生活動線」についてよく考えなくてはなりません。まずは収納スペースを考える際のコツをしっかりと押さえてしまいましょう。
収納スペースは広ければ良いわけではない
収納は、収納スペースが広ければすべて解決する気がしますが、ただ広ければ良いわけではありません。確かにスペースが広ければたくさんの荷物を収納できます。ただし、奥に置いたものは取り出しにくく、結局入れっぱなしになりがちです。積水ハウス総合住宅研究所がおこなった「収納率と満足度の調査」では、収納率(住まい全体の面積における収納の面積の割合)が13%までは広くなるごとに満足度が増すそうです。一方、14%を超えると満足度は頭打ちになることがわかっています。つまり、広くなりすぎても結局はデッドスペースが増えるだけ、収納は広さよりも使い勝手の方が重要なのです。また、今住んでいる住宅の荷物量が、おそらく新しい注文住宅でも必要な荷物量になります。その荷物量が、床面積の12〜13%に収まるかどうかを計算してみてください。もし収まらないようなら、荷物の処分なども考慮する必要があるでしょう
生活動線から場所を考える
収納場所は生活動線を考えて計画すると、使い勝手が格段に向上します。生活動線とは、人が生活する上で発生する自然な流れのことです。たとえば、お風呂やトイレの近くに洗面所がなかったらどうでしょうか。身支度や手を洗う作業がやりづらくなってしまいます。収納も考え方は一緒です。ムダな動きが発生しないように、その部屋で使うものは必ずその部屋に収納するのが、収納の大原則になります。また、壁面棚などを用いてなるべく取り出しやすい位置に収納すると、欲しい物が見つからないという事態も起きにくくなるでしょう。
キッチンの収納スペース
ここからはエリアごとに、収納スペースを計画するコツについて解説していきます。キッチン関連でご紹介するのは下記の2カ所です。
- ウォークインタイプパントリー(食品庫)
- 壁面収納
詳しく解説します。
ウォークインタイプパントリー(食品庫)
保存の効く食料品や調味料、頻度の少ない調理器具などを収納できるパントリーは、必ず作っておきたいスペースです。もしスペース的に余裕があれば、キッチン隣「ウォークインタイプパントリー」と、後述するキッチン内「壁面収納」を使い分けると、より使い勝手が向上するでしょう。ここではウォークインタイプパントリーについて、コツをお伝えします。
最大のコツは取り出しやすいこと
どの部屋の収納でも一緒ですが、ウォークインタイプパントリーでは特に「取り出しやすさ」が求められます。せっかく食料品などをストックしていても、取り出しづらく、いざ使う時に見つからないようでは、パントリーの意味がありません。そのため、以下ポイントを踏まえて棚の高さなどを設計しましょう。
- 市販のかごなどを利用して、同じ種類でまとめて保管する
- ペットボトルやビン類など重いものは下部にまとめる
- 軽いもの、使用頻度の少ないものは取り出しにくい上部にまとめる
そうすれば、あとから使い勝手に不満が出ることはないはずです。
床にものを置かず、通り抜けできるようにする
ウォークインタイプパントリーには、できれば出入り口を2カ所設けたいところです。そうすれば、買ってきたものの出し入れやゴミ捨てがとても楽になります。また中央の通路をはさんで両面に棚を設置すると、振り向くだけで両方の棚が使えるため、非常に使い勝手が良いです。ちなみにパントリーの棚板は奥行30〜45cm、高さを自由に調整できる可動式が基本です。固定式の棚にしてしまうと、棚に入らないものが通路に積まれ、歩きづらくなります。「通り抜けできるようにする」「棚を設けて床にものを置かない」この2点に注意して、パントリーの配置を考えてみてください。
壁面収納
もしほかの部屋との兼ね合いで独立したパントリーが作れない場合でも、キッチン内に壁面収納式のパントリーがあれば、家事がとても便利になります。壁面収納の場合、あまり大きなサイズはむずかしいかもしれませんが、最低でも幅40cm、奥行30cm以上のスペースは確保したいところです。できればL型やペニンシュラ型キッチンにして、奥の壁一面をパントリーにできれば言うことありません。基本的なコツは上述のウォークインタイプと同じです。ただし、キッチン内に設置する壁面収納の場合、電子レンジなどの調理器具も収納するため、ちょっとした工夫が必要になります。パントリー前面をドアにすると、出し入れが面倒ですし、電子レンジや炊飯器などの調理器具が使いづらいです。ドアではなく横にスライドできる引き戸にしましょう。
リビング・ダイニング・寝室の収納スペース
リビング・ダイニング・寝室の収納に共通するポイントが2つあります。
- できるだけものを外に出しておかない
- 部屋の雰囲気を壊さない収納
上記3部屋は、すべて「ゆったりとくつろぐためのスペース」です。そのため、ものが雑多に散らかっていると、気持ちが落ち着きません。ものを目に見えるところに極力置かないためにも、スペースを犠牲にしない範囲で、できるだけ収納を広く取りましょう。また、人が長時間いるスペースなので、収納家具で部屋の雰囲気を壊さないようにしたいものです。
間仕切りのスペース
寝室はともかく、リビング・ダイニングスペースは、マイホームの中心的な場所です。子供が小さい家であれば、リビング・ダイニングスペースで遊ぶ時間も長く、どうしても部屋は散らかってしまいます。そういう場合は、間仕切りで部屋を分割してしまうのもひとつの方法です。間仕切りがあると、隠したスペースは別室のような感覚になるので、多少散らかっていてもあまり気になりません。せっかくの注文住宅ですから、床と同色の造作家具を作ってもらい、間仕切りとして設置するのも良いアイデアです。子供の遊び場としてだけではなく、ちょっとした作業スペースや仕事のスペースとしても使えますので、ぜひ間仕切り収納を活用してみてください。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットとは、名前の通り、人が出入りできるクローゼットです。ハンガーを掛けられるパイプと棚が設置され、大量の衣料品を収納できます。動ける広さがあるので、鏡などを置いて着替えなどもできる、非常に便利なスペースです。一般的な広さとしては、夫婦2人で約2畳、子供がいれば3〜4畳といったところでしょうか。ただしあまり広すぎると、デッドスペースが増えて使いづらくなりますし、肝心の部屋が狭くなってしまいます。3畳を超えるようならば、各部屋に壁付けのクローゼットを設置した方が、使い勝手は良いかもしれません。
屋根裏収納
屋根裏と聞くとなにか秘密基地のようなワクワク感もあり、屋根裏収納に興味を持つ人は少なくありません。しかし屋根裏収納は、下記のように法律で定められているため、移動しづらく、荷物の移動が少々面倒です。
- 屋根裏収納の高さは最高で140cm以内
- 屋根裏収納の面積は、直下の床面積の1/2以下
屋根裏への移動方法もよく検討する必要があります。コストが安いハシゴだと、荷物の上げ下ろしがかなり面倒です。固定階段にすれば荷物の問題はクリアーできますが、コストが高くつきます。また構造上どうしても湿気がこもりやすく、カビが発生しやすいのもマイナスポイントです。収納するものをあまり使わないものに限定して、場合によっては換気扇を設置するのも良い方法かもしれません。いずれにしても、屋根裏収納は、専門家と入念に打ち合わせをしてから決定することを強くおすすめします。
洗面所・脱衣所の収納スペース
洗面所・脱衣所では、身支度や洋服の着替えがおこなわれます。シャンプーや歯磨き、ヘアケア用品、洗剤、タオル、着替え、脱衣カゴなど、大小さまざまなもので溢れているのが、洗面所・脱衣所の大きな特徴です。さらに家族が多い場合は、朝の忙しい時間に身支度をする人が洗面所へ集中します。そういった混雑を解消するためには、洗面所・脱衣所の広さを、全体的に0.25坪程度大きく設計するのも有効です。いずれにしても、溢れかえるものを効率よく整理しないと、作業スペースが確保できません。洗濯機の上部にも棚を作るなどして、立体的にスペースを活用しましょう。
タオル用のスペース
洗面所・脱衣所に欠かせないタオル類は、人によって使い分けることも多いものです。なので、洗面用のハンドタオルは、複数のタオル掛けに掛けておくと交換が少なくて済みます。同様に、バスタオル用のタオル掛けも、浴室付近の壁に取り付けておくと便利です。また夏場にはとにかく大量のタオルを使用します。たとえば、洗濯機上部の棚をタオル類のストック場所と家族で決めておけば、女性がいないとタオルの場所がわからないという事態を防いでくれます。
洗濯機上部のスペース
最近は背の低いドラム式洗濯機が多いので、上部に大きなスペースが空いています。せっかくの注文住宅ですから、洗濯機の上部に大きめの造作棚を取り付けて、空きスペースを有効活用しましょう。とはいえ、洗面所にあまり予算を掛けたくないという人も多いと思います。そういう場合は、棚やかごのついた市販のランドリーラックを利用するのも悪くないアイデアです。このように「優先順位をつけて必要な部分に予算を回す」という考え方は、注文住宅の予算を抑える重要なポイントになります。ぜひ頭に入れておいてください。
脱衣所と洗面所を分ける
最近、脱衣所と洗面所を分ける家が増えています。これは、夫婦ふたり家族であれば、あまり考える必要はないかもしれません。しかし、子供がいる家庭ではプライバシーの問題を考慮しないと、家族それぞれが不満を募らせかねません。
脱衣所と洗面所を分けるメリット・デメリット
以下が脱衣所と洗面所を分けるメリット・デメリットです。
〈脱衣所と洗面所を分けるメリット〉
- 脱衣所と洗面所を同時に利用できる
- 来客が来た時に、気兼ねなく使ってもらえる
〈脱衣所と洗面所を分けるデメリット〉
- ただ単純に分割すると、それぞれの面積が狭くて使い勝手が悪化する
- 脱衣所と洗面所全体の面積を広げると、ほかの部屋の面積が狭くなる
子供の成長に合わせて検討
子供が大きくなると、段々と両親と生活のリズムがずれてくるものです。父親が洗面所を使いたくても、娘がお風呂に入っていれば使うことができません。しかし、脱衣所と洗面所を単純に分割すると、それぞれの面積が狭く使いづらくなります。かといってどちらも広くすれば、それだけ建築コストが高くなってしまいます。もしどうしても脱衣所と洗面所を分ける必要が出てきたら、その時は簡易的なロールスクリーンを設置するのが、もっとも現実的な対応ではないでしょうか。
玄関の収納スペース
玄関は唯一土足で入る室内空間です。外部との連絡口ですので、室内に持ち込みたくないものは、玄関周りに収納する必要があります。すぐに思いつくだけでも、靴・室内用スリッパ・傘・鍵・ペット用品など、玄関収納は意外に容量が必要なことがわかります。人によっては、コート類やバッグ、ゴルフバックなどのスポーツ用品も、玄関に収納した方が便利かもしれません。以下より、玄関・土間収納のポイントを解説します。
玄関収納
玄関収納では、やはり靴関係の片付けを中心に考えるようになるでしょう。ポイントとしては、できるだけ土間に靴を出したままにしないことです。それだけで、玄関がスッキリとして見えます。ただ、子供がいる家庭では、子供の成長とともに靴のサイズも大きくなり、靴の数も増えてくるものです。そうすると、家族全員の靴が収納に収まらなくなる可能性が出てきます。そういった状況を回避するためには、最初から靴収納スペースを広めに計画しておくことです。またブーツや長靴なども収納できるように、棚は可動式にしておく方が良いでしょう。昔はいわゆる「げた箱」がほとんどでしたが、収納する量が増えたこともあり、今は天井まで一面を収納にする「トールタイプ」が主流です。もしスペースに余裕があるならば、後述する「土間収納」との併用もおすすめします。
土間収納
土間収納とは、玄関の脇に設置した、靴のまま出入りできる収納スペースのことです。室内には持ち込みたくないもの、あるいは玄関に置いておくには大きすぎるものを収納するのに適しています。具体的には、子供用自転車やおもちゃ・ゴルフバック・スーツケース・ペビーカー・アウトドア用品などを収納します。土間収納を計画する際に注意するポイントを以下5点です。
- 欲張って広くしすぎない:玄関スペースが侵害される可能性があるため
- 棚は可動式にする:さまざまなサイズに対応できるように
- ドアは引き戸にする(もしくはドアをつけない):奥の収納物の出し入れを考慮
- 窓や換気扇をつける:湿気によるカビの発生を防止
- 照明とコンセントも忘れずに:照明がないと暗くて見えない、充電や掃除機などに対応できるように
土間収納があればとても便利です。しかし子供が成長し家族構成が変化すれば、必要性が薄れる可能性があります。設置を計画する際は、ぜひ将来のライフスタイルの変化も考慮して計画してください。
収納は広さと導線が大事
収納は「適度な広さ」で「生活動線を考慮して計画」すれば大きな失敗はありません。今回の記事で、収納スペースを計画する際の考え方やコツについて、しっかりとご理解いただけたはずです。冒頭で収納スペースはあくまでも物をしまう場所と言いましたが、必要なものをきちんと整理できれば、散らかることなく、いつも気分良く生活ができます。せっかく自由に設計できる注文住宅です、今回の記事を基に得た「あなたの収納に対するアイデア」をしっかりと注文住宅会社に伝え、良い収納スペースを作っていきましょう。
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