注文住宅のカタログの活用方法とは?資料請求の方法から注意点まで

各ハウスメーカーが用意している注文住宅のカタログは、豊富な写真や間取り図などが掲載されていて、まさに情報の宝庫です。しかし、カタログを請求すると、しつこく営業をされるのではないかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、注文住宅カタログの活用方法について、わかりやすく解説していきます。最後まで読んでいただけると、資料請求の方法から注意点まで、一通りの知識を身につけているはずです。これから注文住宅のカタログを申し込む予定の方は、ぜひ参考にしてください。

【無料】家づくりの専門家に相談する

中立的な立場からアドバイスをくれる専門家に相談しながら進めたい!


<PR>

サービス名公式サイトURL
LIFULL HOME’S【住まいの窓口】
https://counter.homes.co.jp/

注文住宅カタログをもらうメリット

まずは注文住宅カタログをもらうメリットについて解説していきます。主なメリットは下記の通りです。

  • 家のイメージを付けられる
  • 各ハウスメーカーの比較ができる
  • 流行りのデザインや仕様がわかる
  • 家づくりに必要な知識を学べる

詳しく解説します。

家のイメージを付けられる

はじめて注文住宅を建てる人は、注文住宅でどんな家を建てられるのか、まだ明確にイメージできていません。ところが、素敵な住宅の写真がたくさん載せられたカタログを何度も読み返すうちに、注文住宅のおおまかなイメージが、段々と頭の中に出来あがっていくはずです。またカタログには、間取り例や設備機器などもふんだんに掲載されています。自分の理想の間取りや広さ、必要な設備機器などについても段々と理想がはっきりしてくるでしょう。この時に作り上げたあなたのイメージを基に、あとから注文住宅メーカーと具体的なプランを練り上げていくことになります。なので、なるべくたくさんのカタログを見て、イメージをできるだけ明確にしておいてください。

各ハウスメーカーの比較ができる

一言でハウスメーカーといっても、それぞれに特徴があり、得意とする工法なども違うものです。ハウスメーカーのカタログを読むと、写真や間取り以外にも、会社の特徴や得意とする工法などがわかりやすくまとめられています。おそらく、たくさんのカタログを見比べるうちに、はじめはまったく知識のなかった注文住宅メーカーの違いが、はっきりとわかるようになってくるはずです。そういった違いがわかると、木造を得意とするメーカーに、鉄骨造を依頼するようなミスマッチは起きません。注文住宅づくりは、とにかく依頼するメーカーとの相性が非常に大事です。各ハウスメーカーのカタログを見比べて、住宅づくりの考え方や特徴をしっかりと理解しておきましょう。

流行りのデザインや仕様がわかる

注文住宅のカタログには、今流行っているデザインや建材、キッチンなどの最新情報が、グレードごとに詳しく紹介されています。わざわざインテリア雑誌を購入しなくても、注文住宅の大まかなトレンドを掴むことができるのは、カタログ集めの大きなメリットといえるでしょう。また、これまでに建築した実例も、写真や間取りと一緒に詳しく紹介されています。モデルルームを見にいくと現実離れしすぎているため、あまり参考にならないという声も少なくありません。その点、カタログにこういった実例があると、現実的なイメージを作りやすいです。

家づくりに必要な知識を学べる

中身を読むだけで家づくりに必要な基礎知識を学べるというのは、注文住宅のカタログを集める大きなメリットのひとつです。カタログには、上述のデザインや間取り以外にも、構造体や断熱性、耐震性といった技術的な情報がたくさん書かれています。また、注文住宅づくりには欠かせない、住宅ローンや税金などのお金に関する情報も満載です。注文住宅建築の知識がない一般人は、どうしてもビジュアル面ばかりを気にする傾向にあります。しかし、カタログをじっくりと読み、技術的な知識とお金に関する知識も一通り理解しておくと、いざハウスメーカーと打ち合わせをする際にとても役立つはずです。

注文住宅カタログのデメリットや注意点

一方、注文住宅カタログにも当然デメリットはあります。デメリットは下記の通りです。

  • 営業を受ける
  • 個人情報を渡す必要がある
  • 入手するのに手間がかかる

詳しく解説します。

営業を受ける

カタログを請求すると、しつこく営業されるのではないかという心配の声をよく耳にします。結論からいえば、カタログを請求すると、まずは電話での営業を受けることになるでしょう。検討段階でしつこい営業を受けると非常に煩わしいですから、カタログ請求をためらう気持ちはよくわかります。しかし、営業自体は避けられないものの、必ずしも「しつこい営業」を受けるわけではありません。わざわざ連絡をくれるということは、考えようによってはカタログではわからないポイントを質問するいい機会です。いずれにしても、メールでのコンタクトを希望すれば、よほど強引な会社じゃない限り、電話や訪問は控えてくれます。あまり過度に心配する必要はないでしょう。

個人情報を渡す必要がある

方法を問わず、カタログを請求する際は、自分の氏名、住所、電話番号などの個人情報を必ず記入する必要があります。記入を要求される主な項目は以下の通りです。

  • 氏名(必須)
  • 住所(必須)
  • 電話番号(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • 建築予定時期
  • 土地の有無
  • 予算
  • 年収
  • 職種

ネットで請求する場合、必ず記入しなくてはいけない項目に「必須マーク」が付いています。住宅展示場などで直接ハウスメーカーの人に会うケースでは、ネットよりも詳細な情報の提供を求められることが多いです。しかし、カタログを集めている段階では、まだ購入の意思は固まっていないことがほとんどでしょう。ということで、伝えるのは必須項目だけにとどめておく方が無難です。電話営業を避けたいのなら、電話番号を書かずに、連絡はメールでしてもらうように伝えた方が良いかもしれません。

入手するのに手間がかかる

そもそも、注文住宅のカタログを住宅展示場でもらうのはあまりおすすめできません。上述の通り、必要以上の個人情報を提供しなければいけないからです。そうなると、当然ネットで依頼することになりますが、気に入ったハウスメーカーにそれぞれ資料請求するのは案外手間がかかります。そういった煩雑さを回避するには、後述する「一括資料請求サイト」を利用するのが良いでしょう。またネットで資料請求をした場合、どうしても発送準備と郵送のタイムラグがあるので、思い立ったらすぐに入手できるというわけにはいきません。それでも、だいたい2日〜7日ほど見ておけば、問題なく届くはずです。

注文住宅カタログの活用手順

次に、手に入れた注文住宅カタログの活用手順について解説します。活用の手順は下記の通りです。

  1. 希望エリアやカタログの種類から欲しいカタログを探す
  2. カタログを入手する
  3. カタログを読み込む
  4. 作りたい家のイメージを固める
  5. 建築会社に話を聞きに行く

それでは、詳しく解説します。

希望エリアやカタログの種類から欲しいカタログを探す

まずは、希望エリアやカタログの種類から、欲しいカタログを探します。ただし建築業界で働いていない限り、通常は希望エリアにどんなハウスメーカーがあるのかは、わからないはずです。その時は、「希望エリア+注文住宅」などのキーワードで検索して、対象ハウスメーカーを絞り込んでください。後述する「一括資料請求サイト」を利用するのも良い方法です。また、一言でカタログといっても、内容によって大きく下記の4点に分類されます。

  • 住宅総合カタログ
  • 実例集
  • 技術テクノロジーカタログ(工法、耐震性、断熱性など)
  • その他専門分野に関する資料(ペットと暮らす家など、特定のライフスタイルの特集)

基本的には住宅総合カタログがあれば、一通りの情報は網羅されています。また、通常は住宅総合カタログの他に、実例集など数冊をセットにして送ってくれるケースが多いです。もし、そのセットに含まれていないカタログが必要な場合は、忘れずに依頼しましょう。

カタログを入手する

どのメーカーに、どんなカタログを申し込めば良いのかわかったところで、次は実際に資料請求してカタログを入手します。カタログの入手には4つの方法がありますので、のちほど詳しく解説します。

カタログを読み込む

実際にカタログが届いたら、まずはじっくりとカタログを読み込んでください。上述の通り、カタログは情報の宝庫です。写真や間取り図だけでなく、会社の特徴や得意とする工法、今流行っているデザイン、建材、設備機器などの最新情報が、たっぷりと紹介されています。内容に違いはあるにせよ、掲載される項目自体は、どの注文住宅メーカーのカタログも大きな違いはありません。だからこそ、カタログを見比べるだけで各ハウスメーカーの違いがよくわかるのです。

作りたい家のイメージを固める

カタログを読む一番の目的は、注文住宅に対する自分の理想のイメージを固めることです。カタログにはメーカーが力を入れている人気プランの情報が、写真とともに大きく特集されています。こういった写真や間取りをたくさん見るうちに、段々と自分が作りたい家のイメージが膨らんでくるのです。ただし、注意すべき点もあります。ハウスメーカーは基本的にどんな要求にも対応してくれますが、あなたがイメージした注文住宅をすべてのハウスメーカーが得意としているわけではありません。和の雰囲気が得意なメーカーに、洋風モダンの家を依頼するのはやはり避けるべきでしょう。そのハウスメーカーの得意な工法や技術はなにか、他にもっと相性のいいハウスメーカーはないのかを常に考えながらイメージを固めていってください。

建築会社に話を聞きに行く

カタログを読み込み、気に入った建築会社をいくつか絞り込んだら、今度は実際に建築会社へ話を聞きに行きましょう。建築会社との打ち合わせの流れは、大きく下記のようになります。

  1. 電話・メールで打ち合わせ。住宅プランと見積もりの作成を打診
  2. 担当者が来訪(直接建築会社へ行くケースもあり)
  3. 建築会社へ行き打ち合わせ。モデルルームや建築事例を見学
  4. 打ち合わせをした内容に基づき、見積もりと住宅プランの提出
  5. 複数の建築会社へ、プラン&見積もりの提出を依頼
  6. プラン&見積もりを比較検討
  7. 最終的に決定した会社と、詳細を煮詰めていく
  8. 仮契約〜本契約

すでに建物が出来上がっている建売住宅と違い、注文住宅はしっかりと希望を伝えることがスタートです。そうでないと建築会社もきちんとしたプランと見積もりが作れず、お互いに時間を無駄にしてしまいます。また、大まかな予定と予算、優先するポイントなども、打ち合わせ前にきちんとまとめておいてください。伝える希望が明確であるほど、打ち合わせがスムーズに進行します。

注文住宅カタログをもらう4つの方法

最後に注文住宅カタログをもらう4つの方法について、解説していきます。4つの方法は下記の通りです。

  • ハウスメーカーへ直接問い合わせ
  • 住宅展示場へ来場する
  • ネットで購入する
  • 一括資料請求を行う

それでは一つずつ詳しく解説します。

ハウスメーカーへ直接問い合わせ

一番シンプルなのが、このハウスメーカーに直接問い合わせる方法でしょう。どのメーカーも公式サイト内に資料請求フォームを用意しているので、そこに記入するだけで簡単に申し込みができます。ただし、これから10〜20社のカタログを集めて比較検討していくので、1社ずつ申し込みをするのは非常に面倒です。目当てのメーカーが2〜3社ならそれでもいいですが、多量のカタログが欲しい場合は、後述する「一括請求サイト」をおすすめします。

住宅展示場へ来場する

住宅展示場があるハウスメーカーの場合、直接住宅展示場に出向いてカタログを入手する方法もあります。ただ来場時には、氏名や住所だけでなく、職種、年収、予算などの記入も求められるのが一般的です。とりあえずカタログが見たいという段階では、少々ハードルが高い方法かもしれません。また、住宅展示場は確かにイメージ作りには最適なのですが、グレードが高すぎて、実際に購入できる予算とのすり合わせがかえって大変になるというデメリットもあります。今は自宅に居ながら簡単に資料請求ができる時代ですので、この段階で無理に住宅展示場へ行く必要はないでしょう。

ネットで購入する

まだあまり注文住宅の知識がない場合は、カタログを読み込む前に実例がたくさん掲載された実例集のような雑誌を購入するのも良い方法です。1社ごとの情報量はカタログよりも少ないかもしれませんが、たくさんのハウスメーカーを手軽に比較できるのはとても便利といえます。またカタログとは少し目的がずれてしまいますが、「ハウスメーカーの選び方」のような書籍もおすすめです。著者の主観が入っている面は差し引いて考える必要はありますが、住宅業界に詳しい人のアドバイスはとても役立つと思います。

一括資料請求を行う

カタログをもらう方法の中でもっともおすすめなのが、この「一括資料請求」です。上述の通り、個別に申請するのでは、数が多すぎて手間が掛かりすぎます。その点、一括資料請求であれば、必要事項を1回だけ記入すれば完了です。資料を一括で請求できる「一括請求サイト」はたくさんありますが、個人情報の流出などを考慮すると、セキュリティに力を入れているサイトを選びたいところです。

理想のメーカーを探そう

ここまで、注文住宅カタログについて詳しく解説してきました。カタログをもらう上でのポイントやカタログの活用方法、そして効率的な注文住宅カタログの入手方法についても、もうご理解いただけたと思います。あとは実際にカタログを手に入れて、理想の注文住宅を建ててくれるハウスメーカーを探していくだけです。

【無料】家づくりの専門家に相談する

中立的な立場からアドバイスをくれる専門家に相談しながら進めたい!

  1. 無料で利用可能なので、気軽に相談が出来る!
  2. 運営会社は東証プライム上場『株式会社LIFULL』であんしん
  3. 一人ひとりの理想を見つける・叶える条件整理をサポート
  4. 住まい選び・家づくり・資金計画などの不安を解消してくれる
  5. あなたに合った不動産会社や施工会社に出会える
  6. 不動産会社とのスケジュール調整やお断りなど面倒な事は任せられる


<PR>

サービス名公式サイトURL
LIFULL HOME’S【住まいの窓口】
https://counter.homes.co.jp/
もう悩まない! 注文住宅に取り入れたいオプション26選

「注文住宅を建てると、選べるオプションが多すぎて、なにを選べばいいのか悩んでしまう」という声をよく耳にします。たしかに選択肢が多すぎるとなかなか選びきれませんし、ハウスメーカーごとに選べるオプションが異なるのも、混乱する原因となっているようです。そこでこの記事では、オプションを選ぶ基本的な考え方と、代表的なオプションの特徴や大まかな費用を一気に26点ご紹介していきます。 目次 1 注文住宅のオプシ […]

どんなリビングの家にしたい?注文住宅で考える際のポイントや注意点

注文住宅を建てるのであれば、リビングにこだわりたい人は多いでしょう。というのも、リビングは家族が最も長い時間過ごす空間だからです。建売住宅であれば、自分のこだわりを入れる事は難しいです。しかし注文住宅であれば、自分のこだわりを入れることが可能になります。そこでこの記事では、理想のリビングを考える際の手順やポイント・注意点などを解説していきます。注文住宅の建築を検討している人は、ぜひ参考にしてみてく […]

注文住宅とは?建売との違いやメリット・デメリット

一戸建ての購入を検討している人の中には、注文住宅を購入するか建売住宅を購入するか悩んでいる人も多いでしょう。確かに、この2種類にはそれぞれ特徴があるので迷うのも無理はありません。そこでこの記事では、注文住宅と建売住宅の違いや注文住宅のメリット・デメリットを解説します。注文住宅と建売住宅のどちらを購入すべきか迷っている人は、ぜひ確認してみてください。 目次 1 注文住宅とはどんな住宅?1.1 注文住 […]

注文住宅の予算はいくら?費用や価格相場について徹底解説

注文住宅の建築を検討している人の中には、注文住宅はどれくらいの予算が妥当なのか?と疑問に思う人もいるでしょう。注文住宅は1,000万円台の住宅から5,000万円を超える住宅まで幅広いので、このような疑問を持つのも無理はありません。そこでこの記事では、注文住宅の予算はいくらか?という疑問について、そもそも家を建てるお金にはどのような種類があるか?年収別の予算や注文住宅の費用を抑える方法は?などを解説 […]

注文住宅における照明はどう決める?配置計画や費用を解説

マイホームを建てるとき、間取りや設備機能ばかり気になって照明のことは適当にすませてしまったという人は少なくありません。その結果、住み始めてから照明選びに失敗したと感じる人が多いのです。付ける場所や明るさ、色味によって部屋の雰囲気を大きく左右する照明は、部屋ごとに適したものを選ぶ必要があります。この記事では、注文住宅における照明選びのポイントや費用などを解説します。失敗しないための注意点も紹介します […]

注文住宅のカタログの活用方法とは?資料請求の方法から注意点まで【ローコスト住宅.net】マイホームを建てることに興味を持ったら、まず何をすれば良いのでしょうか。イベントに参加する、住宅展示場に来場する、友人に話を聞くと色々ありますが、そのうちの一つに注文住宅カタログを読むというのもあります。注文住宅カタログとは、各ハウスメーカーが出している冊子で、家のイメージをつけたり、流行りのデザイン・仕様がわかったり、家づくりの基礎知識が分かったりとメリットがたくさん。営業を受けたり、個人情報を渡したりといったデメリットもありますが、上手く活用することで、スムーズな家づくりができます。活用するまでの手順や手に入れる方法を解説します。