どんな間取りの注文住宅にしたい?決め方や失敗例を解説

一生に一度の買い物であるマイホーム。その中でも注文住宅は自分の思い通りの間取りにできるので購入したいという方も多いですよね。注文住宅の醍醐味はなんと言っても、どのような間取りにするか?どのような設備を備え付けるか?という点だと思います。今回、あなたが理想の家を建てる上で大切なポイントをこちらの記事ではまとめました。注文住宅で一軒家を建てる際の間取りで失敗しないためには、どうすれば良いかをお伝えしていきます。

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注文住宅の間取りはどうやって考える?

あなたが注文住宅を購入する際に特に気になるのが、どのような間取りにするかという事かと思います。人それぞれどのような住まいで生活したいか?という基準は異なりますが、注文住宅はあなたの家族の構成や、自分たちのライフスタイルに適した住まいにすることができます。例えば、リビングは広くて家族が集まる空間にしたい。在宅でも仕事ができるように書斎が欲しい。台所が広くて夫婦で料理が一緒にできるような環境が良い。子どもに自分の部屋を与えたい。収納が沢山欲しい。というようなポイントが間取りを考える上での悩みだと思います。注文住宅に全ての理想を盛り込めるのが理想ですが、なかなか上手く行かないのが現実ですよね。それでは注文住宅の間取りの基本的な考え方をお伝えします。

家族構成から考える

あなたの現在の家族構成からどのような住まいにするかを考えましょう。例えば、夫婦2人に子どもが2人の家族だとしたら、リビング、キッチン、バスルーム、トイレ、夫婦の寝室、子ども部屋が2つといったような3LDK辺りの間取りが注文住宅を作る上での最低限のラインになると思います。それに加えて、住宅を建てる上で余裕があるのであれば、夫婦のそれぞれの部屋や書斎を作る、2階建ての1階と2階両方にトイレを作る、ウッドデッキやサンルームなどの設備を備え付けるということがあります。また、将来的には子どもが成人して巣立っていくことも考えましょう。基本的には子どもの部屋はそこまで広く無くても良く、学生時代にはきちんと勉強できるような環境を与えてあげることが重要です。子ども部屋には、勉強机とベッド、本棚が置けるくらいのスペースがあれば良いでしょう。子ども部屋に与えるスペースは4畳半から6畳間くらいがポピュラーです。

生活上の導線から考える

あなたや家族がどのような生活スタイルを送っているかによっても、目指す間取りは異なってきます。仕事のスタイルによっては、自宅に仕事部屋が無くてはならないような人もいます。料理が好きなのでキッチンは広々とした環境にしたい、洋服が沢山あるのでクローゼットには拘りを持ちたいなどがあると思います。注意したいポイントは、一度家を建ててしまうと簡単には間取りの変更はできません。もちろんリフォームによって変更することも可能ですが、少なくとも数百万円~一千万円ほどの出費はかかると覚えておきましょう。

土地から考える

土地の形状や各規制による制限にも注意が必要です。正方形や長方形といったような形状の土地ならば家を建てる際に特別な注意や工夫を凝らすことは必要無いかもしれません。しかしながら、仮に三角形の土地に家を建てることになったらいかがでしょうか?どのように工夫して駐車場スペースを確保するかということなどを気にされることになると思います。また、建ぺい率や容積率に関する正しい理解も重要です。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積。容積率とは、敷地面積に対する延床面積の割合です。この建ぺい率と容積率は、地域ごとの都市計画によって異なります。用途地域と言う12種類の建築条件があるのです。このように土地にどのような住宅が建てられるかは実は、この建ぺい率と容積率によって異なります。詳しくは、市区町村役場の都市計画課等で調べることが可能だということを覚えておきましょう。建築基準法について不安がある方は、専門家の知恵を積極的に借りることが望ましいです。

注文住宅で取り入れたいおすすめの間取り

このセクションでは、注文住宅で取り入れたいおすすめの間取りを紹介していきます。生活をする上では、間取りに様々な工夫を凝らすことでより日常が豊かなものになります。

対面式キッチン

対面式キッチンは、シンクに立った時にリビングやダイニングと対面する家族とコミュニケーションが取れるキッチンです。家族団らんを楽しみながら料理などの作業をしたいという方におすすめです。対面式キッチンを採用すると、家族に一体感が生まれやすいです。家事をこなしながら、家族と会話を楽しむことができます。また、テレビを観ながら家事をすることができるのも嬉しいポイントですね。

リビングとつながる和室

リビングと和室がつながっているタイプの間取りにすることは大変人気があります。子どもが小さい頃は和室で遊ばせることができますし、冬場はコタツを置く事で日本の冬を楽しむことができます。リビングとつながる和室をつなげると開放感があることから、広々とした空間を演出できます。和室を使わない時はふすまを締めることにより、それぞれの独立した空間を生み出すこともできます。近年は和室をわざと設けないでフローリングを中心の住まいを建てるご家庭も多いですが、和室があると異なるカラーの居住空間を使えるのでメリハリがつくと言えます。

ウォークイン玄関収納

ウォークイン玄関収納のスペースを設けることにより、外出の際に必要な物をまとめることができます。お子さまが未だ小さい方はベビーカーや三輪車置き場に、その他には傘やガーデニング用品などを置くのも良いですね。靴を履きながら必要な物を探すことが出来ますし、外出後に土を落とすような場所、雨水を落とす場所にもできますので、暮らしに余裕を持つためのスペースとして使うのに適しています。

ウォークインクローゼット

収納の中を歩いて衣類などを探すことができるウォークインクローゼット。季節ごとに着る事のない洋服を入れる収納スペースとして利用することもできます。一般的には各部屋にクローゼットを付けますが、近年では家族共用のウォークインクローゼットを作るのも人気のようです。洋服の管理が一貫してできるのでお母さん方には好評のようです。

バントリー

食料品や食器などを収納できるバントリーを設ける家が増加傾向にあります。中に歩いて入れるウォークインタイプが主流で、食品のまとめ買いをする家庭には特に人気です。近年では、Amazonや楽天ショッピングなどによる配達サービスが主流になり、まとめ買いをするご家庭が増加傾向にあります。飲み物や保存食などは、まとめ買いをした方が安価に済みますし、家族の共有スペースにバントリーがあると食生活がシステマティックになります。

サンルーム

一軒家を建てる際に、余裕がある方に取り入れていただきたいのは、サンルームの設備です。サンルームの設備があると、家の中で洗濯物を干すことができ、ペットの犬や猫が日向ぼっこができて喜ぶといったメリットがあります。

間取りの失敗例と避ける方法

ここからは間取りの失敗例や、そのような事態を避ける方法についてまとめていきます。間取りは一度決めてしまうと追加工事やリフォームでもしない限りは、変更が不可能です。注文住宅を建てる際の様々な間取りのメリット・デメリットを知っておきましょう。住まいの設備によって良い点もあれば悪い点がある時もあります。一つの機能を活かすことにより、他の機能が死んでしまうこともあります。わかりやすいのが、一つの機能を活かすと自由なスペースが無くなってしまうなどです。設備を加えることによって費用が多くかかることもあるでしょう。そして、間取りの失敗を避ける上で特に重要なのは、現在にフォーカスし過ぎないことです。将来的には、子どもが独立することや自分たち夫婦が老後になったらどうなるかということには特に注意をした方が良いでしょう。子どもが巣立っていくと、子ども部屋は殆ど使われなくなりデッドスペースになる可能性がありますし、老後になると脚が弱ってしまい階段を上ることですら困難になることもあります。配偶者がもしも要介護状態になった際には、きちんと介護ができるか?可能ならば、バリアフリーを意識したような間取り作りを意識した方が良いかもしれません。

吹き抜け

吹き抜けは、天井が無く上下階がつながった空間のことを指します。吹き抜けがあることによって、・家全体に光が行き届く・天井の高さがあることで開放感をもたらすなどのメリットがあります。このメリットは確かに大きいのですが、残念ながら吹き抜けにはデメリットもあります。

  • 冷暖房の効率が悪くなること
  • 2階のスペースが狭くなること
  • 音が2階に聞こえやすくなる

などが代表的なものです。

コンセントの位置

注文住宅で後から後悔しやすいランキング上位に入るのが、コンセントの位置です。電気配線の工事は後からすることは可能ですが、壁に穴を空ける必要があるなど様々な手間がかかります。コンセントに関する失敗で多いポイントは、

  • コンセントの位置が合わなかった
  • 高さが合わなかった
  • コンセントの数が足りなかった

などがポピュラーなものになります。コンセントの位置や高さのセオリーは「部屋に入ってすぐ」と「部屋の奥」に設置することです。コンセントの数は、どのような家電製品を使用するかなどを考慮した上で決めましょう。

収納スペース

空間を広めるために収納スペースを設けなかったものの、収納スペースが足りなくてかえって生活がしづらくなったというケースは多いです。お子さんが成長して、思春期になるにつれて服の収納スペースがもっと欲しかったなどと言われることもあるかもしれません。このような事態を避けるためには、ベーシックな作りから必要に応じて間取りや設備を決めていくということになります。長い期間、一つの家に住んでいると物が溜まっていきます。定期的に物を入れ替えて捨てることも重要ですが、簡単には捨てられない物も中にはありますよね。収納スペースは一定レベルでは設けた方が良いと言えます。

家族それぞれの部屋を作らなかった

これは使える空間の広さや家族構成にもよりますが、もしも可能ならば、家族一人一人の独立した部屋を設けられるのが望ましいでしょう。例え、個々の部屋が狭くても思春期の子どもを抱えるとなると、プライバシーを守ってあげることが重要になります。思春期の子どもは気難しいものです。子ども部屋のポイントは、広すぎる部屋を与えないで将来的には独立を促すことです。また、リモートワークなどの需要が今後の世の中では高まると予測されますので、お父さんには書斎があると良いと言えます。

オール電化

オール電化は近代的でとても便利な住まいと言えます。しかしながら、電気が無いと基本的には動かないという点に大きなリスクがあります。一昔前に札幌の一部地域で災害による影響で長期間の停電が続いたという報道がありました。その時には、オール電化の住まいは大変困ったようです。デジタルとアナログでは一長一短があるということを知っておくと良い例です。仮にオール電化にしても、電気が使えなくなっても生活が可能な備えはする必要があるかもしれませんね。

ライフスタイルに合った家を選ぼう

注文住宅で一軒家を建てる際のポイントをお伝えしてきました。注文住宅は、一言で申し上げれば人の数だけ正解があると言えます。人によって購入予定のエリアが異なりますし、立地や値段、購入する際の予算も異なることでしょう。不動産について必ず知っておいていただきたいのですが、都市部と地方では大幅に不動産の値段が異なります。地方で不動産を購入するのであれば、都市部の半分以下の値段で住まいを手に入れることも可能です。もちろん、地方に住めば住居費や生活費が安く済むというメリットがある分、車が必須の生活であったり人間関係が固定化されているようです。きっと、あなたのライフスタイルに合った注文住宅がきっとあるはずです。良い住まいを手に入れるためには、今の自分の置かれた状況に加えて、住まいに関する情報を沢山知ることが大切です。

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