3LDKの注文住宅の特徴とは?実例やメリット・デメリットを解説

3LDKの注文住宅は子供が1~2人いるご家庭向けの間取りですが、2LDKなど他の間取りと比べてどのような違いがあり、どういった人におすすめなのでしょうか。本記事では、3LDKの注文住宅の建築を考えている人に向けて、間取りや費用など建築のイメージがつくようにご紹介していきます。

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3LDKの家とはどんな間取りで誰向け?

最初に、3LDKの家とはどんな間取りで誰向けなのでしょうか?いくつかの項目に分けて見ていきたいと思います。

3LDKとはどんな間取り?

3LDKの間取りは、LDKに主寝室1つと子供部屋2つといった形が一般的でしょう。その他、LDKの先に客間を設けて主寝室1つ、子供部屋1つとする形も考えられます。2階建てで考えると前者の場合は1階にLDK、2階に主寝室と子供部屋2つが配置される形が多く、後者の場合は1階にLDKと客間、2階に主寝室と子供部屋という形が考えられます。2階建ての間取りは1階部分の面積と2階部分の面積がほぼ同じ総2階がもっとも費用が安くなりやすいことを考えると、部屋数から考えて、前者の1階にLDK、2階に主寝室と子供部屋2つという形がバランスを取りやすいことが多いです。もちろん、費用だけが全てではないですが、この点を抑えておくと間取りを考える際の手助けとなります。

3LDKの注文住宅はどんな人に向いている?

3LDKの注文住宅はお子様が1人~3人いる家庭に向いているといえるでしょう。お子様が1人の家庭で考えると、主寝室1つに子供部屋1つ、客間1つという配置が考えられます。一方、お子様が2人の場合は主寝室1つに子供部屋2つがぴったりです。お子様が3人になると部屋数が足りなくなりますが、同性のお子様を1つの部屋にして2段ベットを設置することが考えられる他、LDKの一部に可動仕切りを設けて、状況によって4LDKに変えることも考えられます。

間取りを考える上での注意点

ここでは、3LDK注文住宅の間取りを考える上での注意点を解説します。

動線設計を考える

1LDKや2LDKと比べると部屋数が増える分、動線設計が重要になります。例えば、洗面脱衣所で洗濯した洗濯物をどこに干してそれぞれの収納にどのような動線で持っていくかを考える必要があるでしょう。こうした家事動線は毎日のことですから、できるだけ便利な設計にすることで日々のストレスを少なくすることができます。

寝室と個室の位置

また、寝室と個室の位置にも注意するとよいでしょう。例えば、個室を子供部屋とする場合、寝室と子供部屋の位置が近いとお互いのプライバシーの確保という点で不満が生じる可能性があります。また、陽当たりのよい位置に子供部屋を設置する場合、陽当たりのよい子供部屋にベランダを設置すると、洗濯物を干すときに子供部屋を通らないといけなくなります。子供が小さいときはいいですが、成長してからは、普段から洗濯物を干すために部屋の中に入ってこられることを嫌がる子供は多いでしょう。その他、寝室はできるだけ静かな環境に置きたいところですが、玄関の近くだと、誰かが出入りする度に音がしてしまいますし、またお風呂の近くだと誰かがお風呂に入っている間、水を出すたびに音がしてストレスとなってしまう可能性があります。間取を考えるときには、こうした点に気を付けて考えることをおすすめします。

3LDKの部屋の広さの目安

ここでは3LDKの注文住宅の間取りを考えるにあたり、20坪の場合と25坪の場合、30坪の場合に分けて、それぞれの部屋の広さの目安を考えていきたいと思います。なお、いずれについても主寝室1つと子供部屋2つという構成を想定します。

20坪の場合

3LDKで20坪の建物とする場合、それぞれの部屋は小さく考える必要があるでしょう。主寝室は6畳、子供部屋は4,5畳ずつでそれぞれに1畳程度の収納を設置して、お風呂や洗面脱衣所はそれぞれ2畳ずつ、廊下は必要最低限で、LDKも12畳~14畳程度と小さめのものを考える必要があります。

25坪の場合

次は3LDKで25坪の建物を建てるケースです。20坪よりはやや余裕があり、主寝室6畳~8条、子供部屋4.5畳ずつ程度で、主寝室には2~3畳程度のウォークインクローゼット、子供部屋には1畳程度の収納が可能です。また、お風呂や洗面脱衣所は2畳ずつ程度という点は変わらずとも、LDKは14~16畳程度と十分な広さを確保できます。

30坪の場合

3LDKで30坪であれば、それぞれの部屋の広さも十分確保しやすいでしょう。例えば、主寝室は6~8畳程度に2~3畳程度のウォークインクローゼット、子供部屋も6畳に収納1畳ずつ。LDKは16~20畳程度可能で、洗面脱衣所、お風呂ともに2~3畳程度の広さを確保しつつ、廊下を入れることも考えられるでしょう。

3LDKの注文住宅の建築実例を紹介

3LDKの注文住宅の間取りは実際どのようなものなのでしょうか?ここでは、実際に存在する事例の間取りをご紹介していきたいと思います。

3LDk2階建て27坪程度の注文住宅の実例

最初にご紹介するのは、3LDK2階建て27坪程度の注文住宅です。3LDKの間取りとしては、標準的な広さだといえるでしょう。LDKは21,1畳と広々確保しており、また6畳程度の寝室が3つ、収納はそれぞれ1畳~1.5畳程度ずつとなっています。寝室以外に8畳程度のロフトもあるため、実質的には30坪程度の広さがあるといってよいでしょう。なお、この住宅は1階部分に洋室を3つ、2階部分にLDKとなっており、洗面脱衣所やお風呂も2階に設置されています。廊下は必要最低限の広さしか確保されておらず、LDKから直接脱衣所が見られる間取りになっている点は住みながらの工夫が必要になりそうです。

3LDK3階建て28坪程度の注文住宅の実例

次は、3LDK28坪程度という点は先ほどの事例と近いですが、3階建てにしている点が特徴的です。特に都心では地価が高い分、こうした縦に活用する間取りが考えやすいといえるでしょう。LDKの広さは15畳程度に加え、7畳程度の寝室が3つにそれぞれ1畳程度の収納となっています。脱衣所やお風呂の広さは2畳ずつと先ほどの事例と同じですが、3階建てになって階段の確保が必要になった分、LDKの広さがやや狭くなってしまっています。なお、1階に主寝室と水回り、2階にLDK、3階に子供部屋2つという配分です。

3LDKの注文住宅はいくらかかる?費用を解説

ここでは、3LDKの注文住宅を建てる際の費用を想定してみたいと思います。まず、平屋の3LDKを建てる場合、2階建てよりやや坪単価が高くなります。これは、建物の建築費用の内、単価の高い屋根や基礎のコンクリート部分の割合が大きくなることが理由です。仮に坪単価を65坪と考えると、30坪の建物を建てるときに建築費は1,950万円と計算できます。次に、2階建ての3LDKを建てる場合、平屋より割安な坪単価で建てられます。仮に坪単価を60坪と考えると、30坪の建物を建てるのに1,800万円の建築費と計算できます。最後に、3階建ての建物を建てることを想定してみましょう。3階建ての建物は平屋建てや2階建てと異なり、建築確認申請時に構造計算が必要になります。構造計算は構造計算そのものを外注することがほとんどで、別途費用がかかるのに加えて、構造計算の数値を満たすために頑丈な構造にしないといけないこともあり、坪単価が割高になります。仮に坪単価を70万円とした場合、30坪の住宅を建てると建築費用は2,100万円と計算できます。

3LDKの注文住宅のメリット・デメリット

最後に3LDKの注文住宅のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

3LDK注文住宅のメリット

まずは3LDK注文住宅のメリットを見ていきましょう。具体的には、以下のようなメリットがあります。

  • ちょうど良い部屋数
  • 費用が割安
  • 平屋なら上り下りの負担が無い
  • 実際の間取りを確認しやすい
  • 将来売却しやすい

それぞれご紹介します。

ちょうど良い部屋数

3LDKの間取りは、主寝室に子供部屋2つにすることもできますし、子供部屋の1つを客間とすることも可能で、部屋数を調整できる分、ちょうど良い部屋数にできるというメリットがあります。特に、結婚したばかりの夫婦や、お子様が1人か2人の家庭においては、今後家族が増えることも考慮して3LDKの注文住宅を考えておくと便利だといえます。また、広めのLDKにしておいて、LDKに可動式の仕切りをつけることで、状況次第で仕切って4LDKにできるようにすると、子ども3人の家庭にも対応できますし、客間として利用することも考えられるでしょう。

費用が割安

1LDKや2LDKで延床面積が狭いと、その分坪単価が高くなりやすいです。これは、木材費用やコンクリート費用など素材は延床面積が小さくなればそれだけ安くなりますが、人件費は一定以上下がらないため、延床面積が狭くなるほど人件費の占める割合が高くなっていってしまうことが要因です。また、3LDKは2階建てにすることが多く、この点も費用が割安になりやすいポイントだといえるでしょう。先述の通り、平屋は屋根や基礎部分の面積が大きくなることから割高になりやすく、また3階建ては構造計算の必要があることから建築費が高くなりやすいからです。ただし、3階建てにすることで必要な土地の面積を少なくできるため、特に地価の高い都心で建てる場合には総費用で3階建ての方が安くなることもある点に注意が必要です。

平屋なら上り下りの負担が無い

3LDKは平屋で考えることもできますが、平屋にすることで階段の上り下りがなく、特にシニアの方が終の棲家として考える場合や、建築時点では若くとも将来高齢になったときに、階段を上ったり下りたりする負担がない点がメリットとなります。なお、平屋でもロフトを設けて中2階のような形で土地を縦に活用することは可能です。この場合、階段かハシゴがつきますが、2階まで上るのと比べると負担は小さいでしょう。また、中2階の下の部分を収納として活用できる点もメリットとなります。

実際の間取りを確認しやすい

3lLDKの注文住宅は住宅会社のモデルハウスや建売住宅でも多く見ることができるため、そうした住宅の間取りを実際に見て確認できるという点はメリットだといえるでしょう。カタログや設計担当者のプランを参考にするのはもちろん、こうした実物を多く見ながら計画を進めることで、より自分にとって理想の住宅を建てやすくなるといえます。

将来売却しやすい

将来、住宅を売却することも考えている場合は、1LDKや2LDKの住宅より、3LDKの住宅の方が、一戸建てを求める層と合致しやすく、売却しやすいという特徴があります。特に、間取りを考える際には主寝室1つと子供部屋2つといった、普遍的で多くの方に使いやすいものにすると、より売却しやすくなります。

3LDK注文住宅のデメリット

次に3LDK注文住宅のデメリットをご紹介します。具体的には、以下のようなデメリットがあります。

  • 家族の人数によっては合わないこともある
  • 生活動線に工夫が必要
  • 将来売却しやすい

それぞれ見ていきましょう。

家族の人数によっては合わないこともある

3LDKは広くさまざまな家族構成に対応できますが、特に夫婦だけの家庭やシニアで2人だけで住むような家族に取っては部屋が多すぎる間取りとなるでしょう。また、子供が1人か2人、あるいはぎりぎり3人までであれば対応できますが、それ以上になると部屋が足りなくなってしまいます。この場合、4LDKや5LDKなどより部屋数の多い間取りを考える必要があります。

生活動線に工夫が必要

間取を考える上での注意点でもお伝えしましたが、3LDKになると1LDKや2LDKに比べて部屋数が多くなる分、生活動線に工夫が必要になります。特に洗濯物を干すスペースや、収納するスペースなど家事動線については毎日のことなのでしっかり考えることが大切です。

まとめ

3LDKの注文住宅について、その特徴や費用の考え方、実例やメリット・デメリットなどご紹介しました。3LDKの注文住宅は住宅会社のモデルハウス等でもよく見られるので、実際に住宅を見ながら間取りを考えやすいという特徴があります。これに加えて、住宅会社各社のカタログにも多く掲載されているため、そうした情報も参考にするとよいでしょう。

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